2012年5月3日木曜日

映画『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』

『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の映画化は林田力の原作を尊重するところから作業を開始した。原作が映画の中で活きる方法を見出すところに興奮がある。問題は映画としてまわりくどくならないようにしながら、消費者契約法違反訴訟の複雑さを提示する点にある。

映画『東急不動産だまし売り裁判』は林田力の原作に忠実でなければならないだろうか。答えはノーである。原作を尊重することと原作に忠実であることは別次元の問題である。映画『東急不動産だまし売り裁判』は映画であって、映画化された書籍ではない。映画を作ることは林田力の原作を変えることにはならない。林田力の原作は存在し続ける。忠実さの追及は目的として無意味である。
http://yaplog.jp/hayariki/archive/623

書籍『東急不動産だまし売り裁判』は読者をマンションだまし売り被害者の内側に連れ込むことができる。マンションだまし売り被害者の思索や感情を伝えることもできる。それは映画『東急不動産だまし売り裁判』では仄めかす程度しかできないものである。映画『東急不動産だまし売り裁判』は映画の中では不可能な物事を映画的なもので置き換えている。

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