2012年5月29日火曜日

鋼の錬金術師最終回

王道的なバトル漫画において仲間との絆は重要な要素である。少年ジャンプの三本柱の一つに友情があるほどである。しかし、王道バトル漫画において仲間との絆の扱いは非常に難しい。最後は圧倒的な力を持ったラスボスを、それを上回る力を持った主人公が倒すという展開が待っているためである。主人公が活躍しなければ王道バトル漫画にならない。しかし、それは仲間との絆がなくても、主人公が圧倒的な力でラスボスを倒せば済んでしまうことを意味する。それでは味気ないために仲間との絆が挿入されるが、取って付けたようなエピソードでは面白くない。
この点で鋼の錬金術師は秀でている。主人公がラスボスを倒すという見せ場を用意するが、そこに到るまでに仲間の戦いが必要であることが描かれる。さらにグリードのエピソードによって仲間の価値が示される。林田力

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