2012年4月29日日曜日

ジョジョリオン二巻

ジョジョリオンはジョジョの奇妙な冒険の新シリーズである。舞台は第四部の舞台となった杜王町である。吉良、広瀬、東方という懐かしのキーワードが登場する。しかし、登場人物は同じ名前や似たような名前でも第四部とは別人というパラレルワールド的展開である。第二巻で東方家の先祖がアメリカ大陸横断レースに参加したと語られており、スティール・ボール・ランの世界と接続している。
第四部の読者にとってジョジョリオンの世界には抵抗がある。主人公は第四部の主人公と同じ名前を名乗ることになるが、記憶を喪失しており、善人か悪人か不明である。しかも第四部の悪役であった吉良との関係性がほのめかされている。さらに第四部では主人公サイドの東方家の面々が胡散臭い。ジョジョ・シリーズではディオのように敵キャラクターにも底知れない存在感や悪の魅力を放っていた。しかし、ジョジョリオンではチンピラめいた胡散臭さにとどまっており、迫力に欠ける。
それでも第2巻の後半から迫力が出てきた。ここではスタンド対決が展開されるが、敵が公正さを重んじて自分の弱点を相手に教えている。これによって敵キャラクターに底知れない迫力を与えることができた。
現実の日本ではクライアントほしさのあまり法律事務所が「弁護士は公正中立ではありません」などという広告を出すほどの浅ましい状況である。その中でジョジョリオンは敵キャラクターにも公平を重んじさせている。林田力
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