2012年4月21日土曜日

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銀の匙3巻は夏休みの農家でのアルバイト生活の続きから始まる。これまで八軒は、個性的な周囲の人々や都会生活とは異なる農作業に驚き、振り回される立場が強かった。読者に近い立場の主人公であった。
これまでもピザ作りの中心になるなどキャラクターの特異性の片鱗は見せていたが、それが第3巻では深まっている。味覚の鋭さは以前から描かれていたが、親がいいものを食べさせてきたためではないかと示唆される。家族とはうまくいっていないような流れであったが、食育の点ではまともな親のようである。
夏休みが終わり、学校が始まると、八軒が豚丼と名付けて世話をしていた子豚の出荷という問題に直面する。畜産を扱う作品では描かれ続けたテーマである。悩み続けた八軒が出した結論がユニークなものであった。そこまで考えなくても、もっと安易に生きることは可能である。物語の主人公としての個性を出している。林田力
http://hayariki.net/

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