2012年3月18日日曜日

最高の人生の終り方最終回

ドラマ最高の人生の終り方が最終回を迎えた。広げた物語を上手にまとめた形である。
葬儀屋を主人公とし、タブーとされがちな死生観に迫る好企画であるが、警察に対する描写は甘く、亜流の刑事ドラマの趣もあった点は残念である。警察御用達の葬儀屋が警察官にビール券を贈る。刑事が犯人憎しの思いから犯人拘束後に暴力を振るう。家庭裁判所の検認を経ずに遺言書と思われたものを開封させるなど脚本の粗が目立った。
それでも現役刑事の犯罪を暴く最終回によってバランスをとった。現実の日本の警察ならば事件そのものをウヤムヤにしてしまうだろう。逮捕するとしても、少しでも罪を軽くするために自首という形にするだろう。逃亡の恐れがないなどと身内に甘い理由を付けて、身軽拘束をしないこともある。それを踏まえれば喫茶店という人目に付く場所で手錠をかける演出は爽快である。
お清めについても最後は「お清めは受け取らない主義だから」と公務員倫理に配慮した。
主人公とヒロインの距離が一ミリも進展しない点で異色のドラマであったが、最終回で進展し、上手に話をまとめた。林田力
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