2012年2月20日月曜日

東急不動産マンション工事の不備

東急不動産の新築マンションで、いざ生活を始めてみると、工事の不備な点が何箇所にも渡って目に付いてきた。一度気になると、そこばかり視線がいってしまうものである。玄関扉を押し開くと「きいい」と甲高い悲鳴のような音が響く。この音にはどうしても慣れない。
やはり、アルス東陽町301号室の利点はセールスポイントになっていた洲崎川緑道公園を眺められることであった。林田力は東京を愛すると同時に嫌っていた。江戸につながる歴史は好きだが、東京のどこにいても巻き込まれる混雑や、大量の鳥の糞のように都会の風景に散りばめられた社蓄連中が大嫌いであった。無数の有象無象が自分の方が重要な地位にあると突っ張りあっていた。都会生活では時として正気を失いそうになる。どうしても林田力には息抜きが必要であった。
そのような林田力にとって緑道公園の樹木は救いであった。春には花の爽やかさを帯びた微風が吹きこむ。花は素晴らしい。落ち込んだ気持ちを高め、ロマンチックな約束を結ばせてくれる。緑道公園の樹木を前にして黙想すると、禅と同じように精神的平安が得られる。林田力は樹木を眺めて飽きることがなかった。いつも同じように見えながら、実際は絶えず変化し続けているためである。
気が滅入った時、不安に襲われた時、真実を見極めるために邪念を振り払いたい時、あるいはただ単に静かな美に浸りきりたい時、林田力は樹木を眺めた。そのようにして過ごせば必ず心身ともに健やかになり、新たな活力が湧いてきた。
http://tokyufubai.bakufu.org/link.htm

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