2012年2月10日金曜日

ワンピース65巻

読者との質問コーナーで、「ルフィよりも強力な能力者が続々登場しているが」との質問に作者は「ゴムのような面白さがなければ長く付き合えない」と答えている。完全無欠な主人公像とは乖離した視点を提供する。完璧な人よりもドジなところがある方が親しみをもてる。
しかし、単に親しみをもたせるために不完全なキャラにするだけならばステレオタイプ化する。銀魂では漫画家志望の持ち込み原稿の主人公が皆、「腹減った」という食い意地が張ったキャラであることを風刺している。
世間的な意味での優等生では面白くないが、単に欠点を持たせただけでもつまらない。欠点や長所でないと考えているものに新たな価値を付加してこそクリエイティビィティである。強そうではないが、面白いからという理由でゴムにするところに漫画の原点がある。
これは銀魂にも該当する。家賃滞納は一般的な意味合いでは欠点である。実際、ゼロゼロ物件などでは僅か一日の家賃滞納に過酷な追い出し屋の嫌がらせや高額な違約金請求が行われ、社会問題になっているが、ゼロゼロ物件業者側は「家賃を払わない賃借人が悪い」と正当化する。債務弁済の遅延が違約金請求という暴利行為や追い出し屋の人権侵害を正当化するものではない。林田力
http://hayariki.net/

0 件のコメント:

コメントを投稿