2011年12月31日土曜日

パラダイス牧場

パラダイス牧場は韓国ドラマである。リゾートが皆さんを苦しませることのないようにするとの本部長の言葉が印象的である。近隣に負担を押し付ける東急電鉄とは対照的である。
ドラマではリゾートマンションの開発で住民も豊かになるとの開発業者の欺瞞的なセリフも飛び出す。
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東急電鉄の大井町住民追い出し

東急電鉄が十分な生活保障もなしに東京都品川区の大井町高架下住民を追い出していると住民から批判されている。
現地は現代では貴重なレトロな趣のある場所である。再開発ビルには見られない生活感溢れる店舗が並ぶ。店舗には以下の抗議文が掲げられている。
東急は耐震工事を口実に古くからの住民の追い出しを図っている
東急は非道
店舗の入口や自販機の側面には長文が掲示され、そこには「東急は鬼か」という表現がある。
東急の姿勢が不誠実である点は東急リバブル東急不動産が不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした東急不動産だまし売り裁判と共通する。住民の過酷な状況への想像力と思いやりが欠けている。住民の生活基盤を破壊する追い出し行為が行われている点では住まいの貧困問題と捉えることもできる。
立ち退かされた店舗は入口がベニヤ板で塞がれている。東急建設による家屋解体工事が行われている場所もある。地域コミュニティーが破壊されている。二子玉川ライズと共通する街壊しである。林田力
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2011年12月30日金曜日

ヨルムンガルド10巻

ココ・ヘクマティアルと私兵チームの世界をまたにかけた戦いを描く。ココは世界的な海運業者の娘で、武器商人である。自身の護衛や裏家業のために私兵を擁している。クールビューティーであるが、何を考えているか分からない不気味さが漂う。戦争をなくすために武器商人をしているという一見すると矛盾する発言をしたココであるが、この巻ではココの野望であるヨルムンガルドの内容が明らかになる。
ココの私兵チームは様々な人種、様々な経歴で構成される。これまでのエピソードには私兵の過去の因縁に決着をつける話もあった。もう一人の主人公的存在が私兵チームの新入りの少年兵である。彼は戦争孤児であり、戦争を人一倍憎むが、生き延びるために武器を持って戦うという矛盾を抱えている。年齢や悲惨な境遇の割にはクールな考えの持ち主であるが、その彼がヨルムンガルドの内容を知った時の反応が見所である。
ヨルムンガルドは世界を舞台にした作品で、中国のアフリカ進出など国際情勢のリアリティを反映している。日本の闇組織も登場するが、あくまで脇役として物語の1ピースにとどまる。日本の漫画だからと言って特に日本に思い入れがある訳ではない。ここには日本の漫画という枠に囚われない普遍性がある。
たとえば現代の国家とは切り離された未来を描く機動戦士ガンダムでも、ガンダムSEEDでも物語の主要国家の中立国オーブは軍艦の名前や軍隊の階級に日本的要素があった。ガンダムOOは三大国に統合された世界でありながら、日本は経済特区であった。日本の作品である限り、日本を特別扱いする限界からは免れにくい。
白人の設定のココは外見だけでなく、思考も日本人離れしている。一方でココの何を考えているか分からない微笑は日本人読者にとって不気味に感じるが、欧米人も自己の意見を明らかにしない日本人の微笑に不気味さを感じている。腹の内を明らかにしないために微笑を絶やさないココは日本人的でもある。
さらに武器商人として冷酷であり、ヨルムンガルドで合理主義を徹底するココであったが、自分達の私兵には強い仲間意識を抱き、信頼を求めている。多数の人々を犠牲にするヨルムンガルドは合理主義から正当化するが、私兵から批判されたことには衝撃を受ける。この仲間と仲間以外の人間への落差にココの秘められた幼児性と日本人的な側面を垣間見れる。
欧米人は人種や宗派的な偏見によって人間とは思わない相手には冷酷になれるが、神の前に人間は平等という倫理観は有している。ココと私兵チームは特定の人種や宗派で結び付いた存在ではなく、一緒に活動してきた仲間意識があるに過ぎない。その仲間と仲間以外の人間を区別するココの意識は欧米的というよりも日本的である。普遍性を描きつつも内面には日本的な要素のある作品である。林田力
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2011年12月29日木曜日

家政婦のミタ最終回

うららがヤケになって結婚しようとした相手は悲惨である。過去の人だった父親の前の会社での嫌みな部下を絡ませることで上手に話をまとめた。不倫相手や隣人など途中退場の脇役にも目配せしている。
家政婦のミタは三田灯の再生の物語と位置付けられる。しかし、家政婦のミタの人気の要因は感情を表さずに非常識な依頼をこなす三田の不気味さにある。三田が普通になってしまったら、面白味がなくなる。最終回の前半は三田が母親として子ども達に厳しく接するという従前と異なる展開で不気味さを発揮した。三田の口真似はビジネスシーンでも流行したが、キッパリと断るところも真似したいものである。林田力
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2011年12月28日水曜日

信長協奏曲3巻

この巻は桶狭間の合戦や美濃攻略が描かれる。竹中半兵衛や明智光秀という重要人物も登場する。
竹中半兵衛は信長よりも秀吉を評価していたと伝えられることが多い。しかし、本書は信長と直接出会い、信長を認めたような様子である。竹中半兵衛がどのような動機で織田家に仕えるか見どころである。
さらに明智光秀も非常にユニークな設定であり、どのように本能寺の変が描かれるか興味が尽きない。林田力
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2011年12月26日月曜日

信長協奏曲1巻

現代の少年が戦国時代にタイムスリップし、織田信長になりかわる漫画である。タイムスリップ物としては異色である。
第一に主人公は飄々としていて、元の時代に戻りたいという意識が乏しい。タイムスリップの意味や現代に戻るためにどうすればいいか悩むこともない。現代を思い出すこともない。
第二にタイムスリップ物におけるタイムスリッパーの最大の強みは未来を知っていることであるが、本書の主人公は歴史知識がない。明智光秀も知らないほどである。
主人公の強みは運動能力や視力である。一般に現代人は文明生活によって身体能力は退化する傾向にあり、本書の設定は異色である。但し、栄養状態の良い現代人の方が身体能力が高いと考えれば、本書はリアリティがある。
第三に結果的に史実に沿っていることである。タイムスリップ物は歴史のイフを楽しむものである。しかし、本書は実際の歴史が史実と異なっており、主人公の言動によって伝えられている史実通りになる。信長は病弱であったが、戦国時代の常識を知らない主人公と入れ替わることで、うつけ者になる。未来人の過去の言動も折り込み済みで歴史となるドラえもん的な世界である。
第2巻は桶狭間の合戦前夜までを描く。木下藤吉郎が腹黒い人間として描かれている点が特徴である。豊臣秀吉の晩年が悪辣な権力亡者であることは多くの人の認めるところであるが、信長の家臣時代は善人に描かれることが多かった。これは秀吉の一生を描く場合に一貫性に欠けるものになる。本書のような秀吉は実態に近いかもしれない。林田力
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2011年12月23日金曜日

信長協奏曲

現代の少年が戦国時代にタイムスリップし、織田信長になりかわる漫画である。タイムスリップ物としては異色である。
第一に主人公は飄々としていて、元の時代に戻りたいという意識が乏しい。現代を思い出すこともない。
第二にタイムスリップ物におけるタイムスリッパーの最大の強みは未来を知っていることであるが、本書の主人公は歴史知識がない。明智光秀も知らないほどである。林田力
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二子玉川デジコン事業はDCInありきの事業

桃野よしふみ議員は2011年11月29日の世田谷区議会・平成23年第4回定例会でデジタル映像コンテンツ産業誘致集積支援事業はNPO法人ディジタル・コンテンツ・インスティテュート(DCIn)ありきの事業ではないかと追及した。

「デジタル映像コンテンツ産業誘致集積支援事業が中止に至る経緯や問題点について伺う。6月以降、委員会や本会議の場で様々な指摘をしてきた。NPO法人から返還された金額は16万円のみである。総務省からコンプライアンス上の問題を数々と指摘されている事業者である。世田谷区の事業者選定に問題がなかったのか。

経済産業省から『デジタルシネマを核とした次世代映像コンテンツ産業集積に関する産学連携コンソーシアム事業報告書』を入手した。報告書には二子玉川をデジタルコンテンツ集積地にするとされ、スケジュールまで書かれている。推進母体は特定非営利活動法人ディジタルシネマ・コンソーシアム(DCCJ)初期メンバーから出すとも書かれている。実際、DCInのメンバーと検討委員は重なっている。

自分達で二子玉川を集積地にするとデザインし、デザインした人達が補助金を受け取って事業を展開するという内容になった。報告書の検討委員会のメンバーには世田谷区の幹部職員も名を連ねている。世田谷区はNPO法人ありきで事業を進めた結果、事業が頓挫し、多額の補助金を失ったのではないか。検証委員会で検証するとのことだが。検証委員会が立ち上がった様子も見られない。

秋山副区長「民間の構想は、区の事業構築の参考にした。検証委員会については弁護士など外部委員の選任を進めている。」

桃野議員「事業者ありきではないならば、3年間の事業全体をDCInの問題で、中止にすることはおかしいのではないか」

杉本産業政策部長「DCInが中止を申し出たので、中止とした」(文責=林田力)
http://www.hayariki.net/digit.htm#4

2011年12月22日木曜日

『とうほく妖怪図鑑』見開きで妖怪伝承を紹介

本書(山口敏太郎『とうほく妖怪図鑑』無明舎出版、2003年)は、東北の妖怪や伝承を地域別に紹介した書籍である。一つのテーマを見開き2頁で紹介しており、読みやすい。妖怪の出現が伝承された場所を紹介するため、観光案内にもなる。「戦争に行った鹿島さん」(16頁)や「八甲田山の兵士の怨霊伝説」(106頁)のように近代になってからの伝承もあり、妖怪が前近代の遺物ではないことを示している。実際、口裂け女のように現代の都市伝説も存在する。
本書は伝承に社会学的な分析を加えている点も特色である。たとえば「狐が嫁になりすます」怪談は共同体の秩序を見出す異人としての嫁への警戒感が反映されていると指摘する(33頁)。実際、現代でも相続紛争の泥沼化の原因として嫁の口出しが指摘される灰谷健司『相続の「落とし穴」 親の家をどう分ける?』角川SSコミュニケーションズ、2008年、58頁)。妖怪は現代に通じるテーマである。(林田力)
http://hayariki.or-hell.com/
林田力『こうして勝った』
http://hayariki.blog.so-net.ne.jp/

フェアリーテール天狼島編終結

フェアリーテールの天狼島編が終結した。その後、物語は七年後になる。巻末で作者自身が述べているように物語の時間を進ませて、その間に主人公達がパワーアップする展開は定番である。最近はワンピースがある。しかし、主人公達だけが成長しないまま、時間を経過させる展開は珍しい。近いところで銀魂のイボ編のように激変した世界や人物に驚く浦島太郎的展開はある。これをバトル漫画に適用することは新機軸になる。主人公達はパワーアップせず、周囲の新たな強豪を成長させることで強さのインフレによる世界観の破綻を回避できる。林田力
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2011年12月21日水曜日

家政婦のミタ10話

ぼっーとしていた三田さん。包丁で自分の指を切ってしまう。三田さんが失敗するの初めて見た。耳掻きするという何気ないシーンがあるが、そこで失敗するのではないかとヒヤヒヤする。
所長。変わろうとしているのよ。人間らしさを取り戻そうとしているのよ。やめたら。自分の意志で動くと周りの人を不幸にしてしまうのではないかという考え方。
三田。私も死のうとしたことがあるからです。もう一度、結さんに会いたい。他の人達は関係ありません。それは、あなた達が決めることです。
うらら。自分から何かやると、ロクなことはない。
これまでは三田の存在が周囲にミステリアスな影響を及ぼしていたが、三田が亡くした家族の幻覚を度々見る今回は三田自身がミステリーの体験者になった面がある。
帽子やカバン、時計など三田のファッションの由来が説明された。後ろに立たれることを嫌がるゴルゴ13のような性質の種明かしもなされた。
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2011年12月19日月曜日

とうほく妖怪図鑑

とうほく妖怪図鑑は、東北の妖怪や伝承を地域別に紹介した書籍である。一つのテーマを見開き2頁で紹介しており、読みやすい。妖怪の出現が伝承された場所を紹介するため、観光案内にもなる。 近代になってからの伝承もあり、妖怪が前近代の遺物ではないことを示している。実際、口裂け女のように現代の都市伝説も存在する。
本書は伝承に社会学的な分析を加えている点も特色である。たとえば狐の嫁入りには共同体の秩序を見出す異物としての嫁への警戒感が反映されていると指摘する。実際、現代でも相続紛争の泥沼化の原因として嫁の口出しが指摘される。妖怪は現代に通じるテーマである。林田力
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2011年12月18日日曜日

ゴルゴ13=?iso-2022-jp?B?GyRCJVMbKEI=?=ホルダー

小型核兵器、鳥インフルエンザのパンデミック、英国皇太子妃のペンダントの三話を収録する。小型核兵器は闇のブローカーと国際テロ組織を同時に暗殺するという至難のミッションに挑む。ブローカー側には天才的なハッカーがおり、監視カメラをハッキングしてゴルゴ13を監視する。監視カメラが溢れる現代ではSF小説で描かれたような監視社会が現実化していることを警告する。自らの記録を残すことを嫌うゴルゴ13でも街中の監視カメラからは逃れられない。
ハイテクで武装したハッカーに対してゴルゴ13もハイテクで対抗する一方で、アナログな対抗手段でも撹乱する。木を隠すのは森の中という戦術である。天才ハッカーを主人公としたサスペンス漫画ブラッディ・マンデイでも敵のハッカーによって主人公の正体が露見しそうになった際に偽情報を大量に拡散することで欺いた。それ以上にゴルゴ13の戦術はアナログであった。
鳥インフルエンザのパンデミックは、新薬の特許権の強制実施権、ブラジルの大統領選挙につながるスケールの大きな話である。ゴルゴ13は法的には犯罪者であり、自身が正義であると正当化することもないが、暗殺対象は社会が裁けない権力者などが中心で、勧善懲悪に近いカタルシスはある。ルール違反の依頼者はゴルゴ13に報復されるなど法律には反するが、物語としてはモラルが貫かれている。金のために誰でも殺し、殺人テクニックを見せ場とする作品では決してない。
しかし、今回の話では大企業と癒着した腐敗政治家の依頼で、その政治家を糾弾する野党政治家を暗殺する。野党政治家は権力願望が強く、良心的な政治家としては描かれていないが、主張は貧困層など多数の国民の利益に合致しており、ゴルゴ13による暗殺遂行を素直に喜べない。ゴルゴ13に失敗はないが、依頼承諾時のゴルゴ13の言葉が伏線となったドンデン返しの展開となり、ゴルゴ13に社会派的なモラルを期待する読者も納得の結末になった。
最後の話は英国のチャールズ皇太子やダイアナ妃、カミラ夫人をモデルとする。英国王室に新しい空気を持ち込んだダイアナ妃に対しては保守層から激しいバッシングがなされたが、この作品では昔気質の宝石職人がダイアナ妃寄りであることが興味深い。保守的とされる英国の人間味あるモラルが描かれた。林田力
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景福宮の秘密コード上巻

朝鮮王朝の宮廷を舞台とした歴史小説。主人公は下級の司法役人で宮城で起きた連続殺人事件を捜査する。背後には保守的な儒学者と実用学派の争いが描かれる。中国のサクホウ体制下で平和を保ったイメージの強い朝鮮であるが、北方遊牧民の襲撃や宗主国風を吹かす中国との緊張関係など独立を維持する苦労も描かれる。
本書からダン・ブラウンのダヴィンチ・コードを連想する。陰陽五行説や魔法陣、王宮の建物に隠された寓意が事件の鍵を握る。ダヴィンチ・コードの主人公は象徴学の研究者であったが、本書の主人公は田舎育ちの無学者で周囲の学者の教えを受けながら知識を得ている。五行説などの詳しい知識のない読者層と同じレベルであり、読者と近い目線で謎が明らかになるため、引き込まれる。林田力
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2011年12月17日土曜日

東急不動産だまし売り裁判と公務災害認定裁判

静岡地裁(山崎勉裁判長)は2011年12月15日、自死された新人教員木村百合子教諭の公務災害を認定する判決を言い渡した。静岡県磐田市立小学校の新任教員で4年生担任の木村教諭(当時24歳)は2004年に焼身自死に追い込まれた。木村氏の遺族は公務災害と認めなかった「地方公務員災害補償基金」に対て処分取り消しを求めて静岡地裁に提訴した。

判決は「着任以降、公務で強いストレスにさらされ、適切な支援も受けられなかった」とする。「一人で対処しきれない状況だったのに、十分な支援があったとは到底認められない」として、自殺と公務との間に因果関係を認めた。一旦公務外認定となったケースを地裁で覆した判決は画期的である。行政の違法性をチェックする司法の本来の機能の発揮である。

遺族の弁護団は「教育現場では、教員の仕事が増え、若手の先生が苦しんでいるのに根性論で乗り切ろうとしている。今回の判決で少しでも改まってほしい」と話す(平塚雄太「磐田の小学教諭自殺:公務災害認定」毎日新聞2011年12月16日)。過労やパワハラなどではなく、公務そのものがストレスとなったことが自殺の原因と認めた点でも画期的な判決である(「新任教諭自殺は「公務災害」、基金決定取り消し」読売新聞2011年12月16日)。

この判決を言い渡した山崎裁判長は東急不動産だまし売り裁判でも消費者契約法第4条違反(不利益事実不告知)による不動産売買契約の取り消しを認めたリーディングケースを言い渡している。

これは東急不動産(販売代理・東急リバブル)が不利益事実を隠して東京都江東区の新築分譲マンションをだまし売りした裁判である(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)。東急不動産が隠した不利益事実は隣地建て替えによる日照・通風阻害、騒音などである。

判決は以下のように述べる。

「原告(マンション購入者)は、被告(東急不動産)による利益の告知がなされ、かつ、被告から本件マンション完成後すぐに北側隣地に3階建て建物が建築されるといった不利益な事実を故意に告げられなかった結果、本件マンション完成後すぐにその北側隣地に3階建ての建物が建築されることはないものと誤認し、被告に対し、本件売買契約の申込みの意思表示をしたものというべきである。」

この判決は『不動産取引判例百選第3版』(安永正昭、鎌田薫、山野目章夫編)で、不利益事実不告知で契約の取消しが認容された例として言及されていまる(今西康人「マンション販売における不動産業者の告知義務」31頁)。

山崎裁判長は証人尋問での補充尋問でも、不利益事実不告知を正当化する東急不動産業員に対して以下のように追及した。
http://www.hayariki.net/109/109jinmon.htm
「そんな不動産買うわけない。隣に家が建つんだなんて事前に言ったら、値引きしろなり、そんなもの要らないといって売れなくなるからでしょう」(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年、70頁)
「誤解を招くってどういう意味。それは会社の方が誤解を招くよ。誤解なんて招いたって情報をいっぱいもらって、それは買い手が判断することでしょう。買い手が判断する情報を提供していないじゃないですか」(71頁)

家政婦のミタ第9話

前回は三田の壮絶な過去が明らかになり、今回は人間的になった三田のストーリーが展開されると期待したが、いい意味で裏切られる。三田は宣言した通りに阿須田家の家政婦を辞し、電話を着信拒否するほどの徹底ぶり。その三田の家政婦としての次の勤め先は隣家という予想外の展開である。ここで三田は感情を表に出さない冷血家政婦に逆戻りする。三田が感情を出さないようになった理由が判明し、視聴者が身近に感じられるように なった直後に突き放すという味な演出である。
家政婦の三田の特徴はドラマ冒頭での前回のダイジェストが少ないことである。多くの連続ドラマでは冒頭で前回のおさらいをする。視聴者に前回の内容を思い出してもらう配慮であるが、尺稼ぎにもなる。毎回欠かさずドラマを視聴し、次回放送を楽しみにしている視聴者を軽視した姿勢である。急遽時間拡大版となった今回は、三田の過去説明が繰り返されたが、単なる映像の使い回しではなかった。家族それぞれが三田の告白を噛みしめる形になっている。映像使い回しによる安易な尺稼ぎをしないところにも作り手の良心が表れている。このようなドラマが秋クール最大の話題作となることはドラマ界にとって喜ばしい。
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サンクチュアリ

ポルポト政権下のカンボジアで地獄の体験をした二人の少年が政治家とヤクザになり、表社会と裏社会の双方から日本を変えていこうとする物語である。二人が周囲の人々を変え、動かしていく展開が清々しい。林田力

2011年12月16日金曜日

Fwd: アメリカ取材報告 “We are the99 %”バークレーは今

*****転送歓迎***************
★12月17日(土)18時 "We are the99 %"アメリカ取材報告会
          
 おはなし  木村修さん(マブイシネコープ)

9月17日にアメリカの金融街ウォールストリートで始まった"We are the 99 %"占拠(テントを張っての座り込み)は全米の隅々に広がり、郊外のウォルマート(世界最大のチェーンスーパーマーケット)前でも座り込みが行われているとのこと。

11/15、アメリカ西海岸のバークレー大学では1万人が集まり
�公教育の削減=授業料値上げ、大学職員・教員の首切りをやめること
�その財源として富裕者と企業に対する増税を当てること
�教育における差別を停止する明確な行動をとること
�言論・集会の自由を尊重し、大学内での暴力の行使を認めないこと

以上について、十分な回答がなされないならわれわれは波状的行動(2012年2月1日以降はストライキも含めて)を展開する、宣言がされました。

各自・各地域で具体的な要求をだし、みんなで"1%の者が富を奪い続けるシステムを変えよう"というこのダイナミックな運動を実感できる報告をしていただきます。

参加費 500円 学生・障がい者・失業者 300円 (飲み物付き)

場所 メディアスタジオSANA

〒540-0004
大阪府大阪市中央区玉造2丁目26-70
ニエモンビル1階
https://www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A4AUUQ84Q18KF

2011年12月15日木曜日

The Suit TOKYU Land Corp's Fraud: How to Win

"The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" offers an important preview of the real estate market events, consumer trends, and strategies of TOKYU Land Corporation and TOKYU Livable Inc. It offers its thoughts for real estate market in greater detail and answer questions from consumers. It lays out the themes and opportunities that will guide consumers' direction by drawing on fresh insights.
Great to meet you! We are the 99 percent. Here is a place to talk about "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win". Let's enjoy our life. What book would interest you most? "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" is! We promise you'll hear more about "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud" really soon. Stay excited. Cheers!
Get the real truth about TOKYU Land Corporation and TOKYU Livable Inc. in "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud". Enjoy and please spread "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud". A big thank you for spreading "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win". "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" is not dead. Let's report "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud" to our friends.
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橘匠講演会後半

渋谷という都内屈指のターミナルで開催されたが、会場周辺のビルにはテナント募集中の貼り紙が散見され、千代田区などで新たなオフィスビルが供給される反面としてオフィス余りの実態が渋谷でも駅から少し離れた地区には押し寄せている実態が浮き彫りにされた。
小沢一郎さん。今回の罪は白。自民党の幹事長を務めたほどだから白か黒かといえば黒。あの裁判で日本に法律がないことを証明した点で功績がある。
河村たかしは小沢一郎さんの裏部隊。
民主党を割る計画があったが、東日本大震災でふいになった。震災時に被災地に行くべきであった。
一番怖いのは小泉進次郎。マスクがいい。原発反対や東電ぶっ潰せと言えば、その方向に世の中が進みかねない。TPPに賛成したから、立ち位置が悪と分かった。
TPPは怖い。健康保険がなくなる。マイケル・ムーアのシッコの世界になる。
日本の地下組織が千葉の柏にある。小沢一郎をはめている。
原発問題は着地点が決まっている。放射能は怖い。放射性物質は地面に蓄積するので、犬猫が死にだしたら怖い。放射能を怖がると福島の人の差別になる。福島の人を差別したくない。
反戦平和主義者である。核保有論の気持ちが分からない。必ず自分が傷つくことになる。
洋書は翻訳が下手。私は、私は、と主語が多い。英語ができるだけでなく、日本語もできなければならない。
プロレスは寸止めがある優しい社会。アメリカは徹底的で、骨の髄までしゃぶる。時間を守るというところが日本の素晴らしいところ。
宇宙人ではなく、宇宙生命体ではないか。宇宙豚かもしれないし、宇宙ミミズかもしれない。宇宙系の話を否定するつもりはない。地球のことで忙しすぎて、宇宙のことまで調べられない。すがりつくだけならば、止めた方がいい。
猿の惑星は日本人のことを言っている。それを日本人は喜んでいる。
興業系は韓国由来のものが多い。韓国が本場であり、席巻することは当然。
関東連合のリーダーが逮捕された。のりピーは昔から遊んでいた。森喜朗のバカ息子がコンビニに突っ込んだ。市川海老蔵は歌舞伎、伝統芸能。
本当の金持ちは金を持って歩かない。
素直に分からないことは分からないという。時間を守って誠意を持って接する。素直なことが大事。かわいくないと思われたらダメ。
フォトンベルトは演出されている。利用されている。それを利用して何かしていようとしている。アセンションについて、アセンション・プリーズとギャグで笑わせた。
鈴木邦夫さんはニコニコしていて、面白い。
右翼幹部はインテリ。
保守の定義は自分の土地を守ること。原発なんか建てたらダメ。小沢一郎をやっつけようとしたが、最近では応援している。
ベンジャミン・フルフォードさんはいい人。ソースを明らかにしない。
オーランチオキトリウムは石油を作る藻類。エネルギーを自立できる。
官僚は顔が見えない、責任をとらない。放射能と同じ。教育は一種の洗脳。官僚より賢い子どもを作りたくない。
文無しになった。自殺か光か道は二つしかない。光が見えて覚醒した。金儲けの方法が色々と浮かんだ。
日本も世界も、これからズタボロ。あきらめてください。楽しく生きましょう。自分自身が幸せになって下さい。
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ポルシェは壊れない。燃費もいい。このデフレ時代に価値が落ちない。財テクになる。金では楽しめない。楽しくて損しない方がいい。
六本木にCIAがいる。エージェントは優秀で礼儀もしっかりしている。
天皇家は時代時代の節目に亡くなる。来年あたり亡くなるのではないか。
皇太子は好き。雅子妃を守ろうとするところが、男らしい。わざと雅子妃の悪材料を流している。
民主主義はない。独裁者ならば責任は明確。今は見えない官僚が独裁している。
竹原氏はガキ大将が大人になった感じで愛おしい。行動力がある。
ビートルズ。リンゴスターはセンスあるドラマー。ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは利用されることを嫌った。それがビートルズ解散の要因。
お金儲け。mixiなどツールがあふれている。明日できるかという問題。行動力があるか。
善の税制対策。貧乏になる。貯金通帳を見せろということは裸になることと同じ。税務署職員は、また来ますと言って二度と来なかった。
日本人に礼儀正しく、この電車止まりますか、と聞いたら無視された。大久保などのコリアンタウンは元気があるから楽しい。韓国怖いというネット右翼がいるが、元気で負けている。

2011年12月14日水曜日

NARUTO=?iso-2022-jp?B?GyRCJUolayVIGyhC?=58 巻

ナルトとビーは蘇らされた長門とイタチと対決する。薬師カブトの術によって死者が敵になる。死者にとっては戦わされることが不本意で自分の攻撃を説明しながら戦うという奇妙な戦いが展開される。数多くのキャラクターが入り乱れての戦闘は間延びしがちであるが、風影の母の真実や操られるだけで終わらないイタチの活躍など飽きさせない展開である。林田力
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2011年12月13日火曜日

橘匠氏の講演会「言論の自由の限界に挑む」:林田力

循環型メディア「目覚めるラジオ」は2011年12月10日、ネットメディア「真相JAPAN」主幹の橘匠氏の講演会 「言論の自由の限界に挑む」を東京都渋谷区のリアルタイムコンピュータ学院渋谷校で開催した。講演会は三部構成で、第一部が講演、第二部が質疑応答、第三部が懇親会である。

真相JAPANは独特の切り口で社会に一石を投じるメディアであり、林田力の記事も掲載されている(林田力「TPPによる日本再占領と崩壊する世界秩序に立ち向かう知恵」真相JAPAN第34号、林田力「竹原信一「官僚互助会は犯罪者集団」真相JAPAN第五回勉強会」真相JAPAN第41号)。講演会では真相JAPANに書けない内容も話すと銘打っている。

「目覚めるラジオ」も「真相JAPAN」もマスメディアが報道しない真実を伝えることを標榜しているため、陰謀論とも接点を持ちやすい。しかし、この講演会で橘氏は通俗的な陰謀論を切り捨てた。

渋谷という都内屈指のターミナルで開催されたが、会場周辺のビルにはテナント募集中の貼り紙が散見され、会場のビルも工事中と寂れた街並みである。千代田区などの都心部で新たなオフィスビルが供給される反面としてのオフィス余りが渋谷でも駅から少し離れた地区に押し寄せている実態が浮き彫りにされた。

冒頭では主催者の海江田育子氏が「目覚めるラジオ」について説明した。中小企業の経営者であった海江田氏は社会問題への関心は低く、「自分は頑張っているから報われるはず」とナイーブに考えていた。ところが大手企業とのリース契約トラブルで敗訴し、150万円の支払いを余儀なくされた。

そこから社会問題への意識を高め、マスメディアの情報コントロールに疑問を抱くようになった。特に女性が家族や友人にマスメディアの報道で隠された真実を伝えることで、賢い市民を増やしていきたい。本日は本当の話が聞きたい。

橘氏の講演が始まる。会場の建物では外壁工事が行われ、工事の騒音で聞きづらいこともあったが、橘氏も騒音に対抗してシャウトしていた。

橘氏は物書きとしてはジャーナリストとしての立場をとると宣言する。分からないことは分からないというスタンスである。たとえば経済学者の植草一秀氏の迷惑防止条例違反事件はインターネット上では冤罪との意見が圧倒的である。小泉構造改革を批判した植草氏への国策逮捕との見解もある。これに対して橘氏は「やった、やらないは分からない」という立場を採る。そして植草氏の経済学者としての能力・業績を評価した上で「植草さんは淡々と経済学をやっていればいい」と主張する。

比較されるケースとして経済学者の高橋洋一氏の窃盗事件がある。高橋氏は2009年3月に温泉施設の更衣室ロッカーで高級腕時計のブルガリや財布など約30万円相当を盗んだ現行犯として拘束された。しかし、高橋氏は逃走の恐れがないとして逮捕されず、起訴猶予となった。同年11月にはテレビにも復帰した。

植草氏に比べると、高橋氏への法的・社会的な制裁は圧倒的に軽い。この相違をネット上では小泉構造改革を批判した植草氏と、竹中平蔵のブレーンとして小泉構造改革を進めた高橋氏の差異に還元する立場がある。権力に都合の悪い学者は冤罪で逮捕し、権力に都合のいい学者は罪を犯しても軽く済ませる陰謀論である。
http://www.hayariki.net/poli/japan111027.html
これに対して橘氏は「植草氏への容疑が不自然と言うならば、金には困っていないはずの高橋氏が時計などを窃盗することも不自然ではないか」と指摘する。そして「高橋氏は窃盗を否定したり、擁護したりする発言をしていない。それが植草氏との相違になっているのではないか」とする。

この指摘は警察に見込み捜査で不当逮捕されても、警察の言いなりになって早く罪を認めた方が結果的に早く解放されるというような奴隷市民の処世術にもつながりかねない危険がある。しかし、その是非以前の問題として警察国家・日本の現状認識としては正鵠を得ている。

2011年12月11日日曜日

橘匠講演会

目覚めるラジオ。リース契約トラブルの裁判で大手企業に敗訴。マスメディアの情報コントロール。女性が家族や友人に伝えることで、賢い市民を作る。今日は本当の話が聞きたい。
橘。物書きとしてはジャーナリストとしての立場をとる。植草さんは淡々と経済学をやっていればいい。やった、やらないは分からないという立場。インターネットでは冤罪との声が圧倒的。本当は小説家になりたかった。花村満月の小説を読み、止めた。睡魔。ネットワークビジネスの小説。怖くなる。
きれいごと言っている小説が多い。自分で調査しないと、そんなことはないでしょうという話になる。
下ネタは人類の根元。
2012年経済予測。欧州連合を作ったことが強引。限界が起きている。ギリシアの国民性は朗らか。皆がニコニコ笑っている。鬱病だらけの山手線と大違い。猫も寄ってくる。働け、働けと言っても働かない。構造改革は、うまくいかない。ブロック経済になっていく。そこにロシアが入るのではないか。
カダフィは金だかん制を導入しようとした。
ラディンはパキスタンの高級住宅街にいたならば見つかるに決まっている。タリバン支配よりも今の方がヘロインの量が増えている。
近年はタバコ狩りが凄まじい。タバコを止めさせて、モルヒネの入った薬を広める狙いではないか。人口削減計画になる。
アメリカは、わざとデフォルトを起こす。陰謀論ではなく、経済的な戦略である。フリーエネルギーを隠し持っていて、フリーエネルギー・バブルを起こす。アメリカは復活するが、日本はボロボロになる。
コンドラチェフの波。新しい産業を起こしてくる。日本人はアメリカ人を知らなすぎる。ロックフェラーが怖いというような話ではない。
ケムトレイル。何まいているか。東京は縦線でいつもきれい。
イランのアフマネデジャドは聡明。司忍も聡明。きれいごとを言わない。理論に破綻がない。戦争は産業であり、金儲けである。リビアは乗っ取り。バカみたいに働かせて搾取される。
日本の国会議員。政局のできの悪い国取りゲームを見るならば、プロレスを見た方が面白い。
松下政経塾。20世紀の経営者として素晴らしい。戦争時代にアメリカの味方をしたからに決まっている。結束が堅い。アメリカ万歳塾になっている。
中曽根がアメリカに貢いで、原発を作って日本をメチャクチャにした。
TPP占領。農業はアグリビジネスに支配される。
日本人にはフーテンの寅さんのように「それを言っちゃあ、おしまいよ」というところがある。アメリカ人は徹底的にやる。ロックフェラー陰謀論以前に、そこを考えるべき。
ニクソン・ショックで変動相場制に移行。マンデル・フレミング効果では金融政策が効果的という理論を日本はバカだから知らない。内需拡大が必要という考えの下で下らないハコモノ行政で無駄遣いした。
太陽光発電で脚光を浴びている孫正義はプレゼンが上手。アメリカ人のビジネスパーソンでは普通。日本人が下手すぎる。auはいい。ソフトバンクは許せないと言う人がいる。太陽光発電は土地が悪くなるし、電磁波も出る。
http://hayariki.net/
カジノで濫費した大王製紙の経営者の息子が逮捕されたが、デリバティブで大金を失った経営者が多い。バランスを失している。

横浜DeNAベイスターズを歓迎

SNS「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が横浜ベイスターズを買収し、横浜DeNAベイスターズに球団名を変更した。横浜ベイスターズは住生活グループが2010年に買収を試みて撤退したチームである。住生活グループの撤退を歓迎した立場から、横浜DeNAベイスターズを歓迎する。
DeNAの運営するモバゲーはソーシャルゲームと呼ばれるオンラインゲームが中心である。ゲームというエンターテイメントを提供する企業は球団オーナーに向いている。野球の試合もゲームであり、プロ野球はエンターテイメントである。
モバゲーで提供するゲームには野球をテーマとしたものもあり、水平的な事業展開になる。むしろ本業がエンターテイメントと接点のない企業が球団を所有する方が異常であった。その意味で住生活グループの買収が売名目的と非難されたことは健全な反応であった(林田力「リクシル・ベイスターズ消滅を歓迎」PJニュース2010年10月28日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20101028_1
大企業がメセナ的な感覚で球団を所有することは文化貢献と言えるかもしれない。しかし、メセナ的な感覚で強い球団、ファンを楽しませる野球を実現することは容易ではない。エンターテイメントを熟知している企業がオーナーになった方が興行としてのプロ野球は発展する。
一方でゲームというDeNAの事業内容からプロ野球オーナーとして不相当との反対論がある。しかし、これは反対のための反対論である。事業内容が問題視されなかった住生活グループも、その業種であるリフォーム業界には欠陥施工や悪質リフォーム、次々販売などの深刻な社会問題を抱えている。新興の業種にばかり厳しい基準が要求されるが、既存の業種にも腐敗はある。
反対論には一般論としてゲーム業界を否定するのではなく、モバゲーの提供するソーシャルゲームの性格を問題視する見解がある。モバゲーの提供するソーシャルゲームはプレイを無料として幅広いユーザーを集め、ゲームを有利に進められる貴重なアイテムを販売することで収益を上げるビジネスモデルである。アイテムを購入しなければ進めないようなゲームで利益を得ることに対して貧困ビジネスとの批判がある。
しかし、ゲームの中でしか価値がないとしても、エンターテイメントとしての価値を提供する。ゼロゼロ物件など貧困者をターゲットとして搾取する貧困ビジネスとの同一視は本物の貧困ビジネスの悪質さを相対化させてしまう。
そしてプロ野球の提供する価値というものも実はソーシャルゲームと似たようなものである。プロ野球はオリンピック的な肉体の限界に挑戦したスポーツを魅せるというよりも、仲間内の話の種を提供する娯楽の側面が強い。これはゲーム上で仲間となってソーシャルゲームに興じるモバゲーのユーザーと類似する。DeNA参入によるプロ野球のエンターテイメント性の強化に期待する。
http://hayariki.kakuren-bo.com/

家政婦のミタ第八話

三田灯の過去は衝撃であった。第7話の時点で夫と子どもを亡くしたことは明らかになっていたが、子ども時代から不幸であったことは意表を突かれた。回想シーンを使わず、三田の語りで過去を説明する。これで視聴者を引き込めるところに女優としての実力を見せている。
自らの不幸と重ね合わせての祖父への語りかけは説得力がある。林田力は東急リバブル東急不動産から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされた被害経験がある。故に二子玉川ライズなどのマンション建築紛争やゼロゼロ物件詐欺などの住まいの貧困問題では被害者である住民側に共感するし、東急不動産だまし売り裁判の言葉も受け入れられる。虐げられた人々の連帯が社会変革の第一歩である。
http://hayariki.net/

2011年12月10日土曜日

トリコ17=?iso-2022-jp?B?GyRCNCwbKEI=?=

美食会という倒すべき強敵とグルメ界という目的地が明らかになり、物語の奥行きが広がった。しかし、この巻は来たるべき大冒険に備えた充電期間であり、一話完結のオムニバスも収録されている。その中でもビックリりんごが面白い。
トリコの魅力は戦闘には足手まといなシェフ小松が冒険で重要な役回りを果たすところにある。力だけが全てではないという多元的な価値を示している。但し、最近では小松の活躍するシーンが多く、小松が凄い人であるとのイメージが定着した感がある。これに対してビックリりんごの話の小松はヘタレに徹している。このような姿があるからこそ、別のシーンでの小松の活躍が魅力的になる。少年マンガのキャラクターは社会的には欠点とされるような属性を有する方が魅力的であり、それが教育的な効果をもたらす。
この話は美食会の暗躍というシリアス長編へのつながりをほのめかしつつも、お笑いキャラが意外な能力を発揮する落ちで終わる。ここにも価値の多元性が現れている。林田力
http://hayariki.net/

東急不動産だまし売り裁判と桜桃

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の読書メーター「この本を読んだ人はこんな本も読んでいます」欄に太宰治『桜桃』が登場した(2011年12月9日確認)。『東急不動産だまし売り裁判』は東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた消費者の裁判闘争を描くノンフィクションである。
これに対して『桜桃』は短編小説でジャンルは相違するが、事実に基づいた作品である。共に話が淡々と進行するために読みやすい。『東急不動産だまし売り裁判』はマンションだまし売りを正当化する悪徳不動産業者の虚勢を生々しく描き、『桜桃』は「子供よりも親が大事」と呟く父親の虚勢を直視する。
http://book.mamagoto.com/
林田力:二子玉川ライズ優先で世田谷区の家計簿に歪み
http://hayariki.x10.mx/kakeibo.html
林田力/世田谷区政
http://setagaya.sankuzushi.com/

2011年12月9日金曜日

ブリーチbleach

満を持して十三隊の死神達が再登場する。人気キャラクターを再登場させる梃入れ策にも見えるが、死神の魅力が掘り下げられた。
朽木ルキアが副隊長章を付けているなど細部をイメージチェンジした死神も多い。コミックスでは、おまけのページでキャラクター本人による変更点の解説がなされており、ジャンプ読者にも新たな発見が得られる。
再登場した隊長達とフルブリンガーの間で戦闘が繰り広げられる。ブリーチbleachでは最初から全力を出さず、バンカイなどの隠し技を残す傾向がある。そのために戦闘が長くなり、間延びする傾向があったが、今回はテンポよく戦いが進む。
隊長達の中で圧倒的な人気を誇るキャラクターはヒツガヤトウシロウである。ヒツガヤをフィーチャーする劇場版が公開されたほどである。しかし、人気とは裏腹に漫画本編ではアイゼンに瞬殺されるなど活躍が乏しく、主人公との接点も薄かった。しかし、今回はソウルソサエティを変えた人物として黒崎一護を深く理解していたことが明らかになる。
人気の隊長には朽木白哉もいる。何事にも動じない上から目線のクールなキャラクターで、ザンパクトウ千本桜も遠距離攻撃向きで、自らの身を危険にさらしての戦闘を好む剣八とは対照的に見える。しかし、その白哉は月島に嫌悪感を示す。白哉はエスパーダの戦いでは実力差を有しながらも、満身創痍になった。これは白哉らしくないと感じたものだが、月島への嫌悪から自らが傷つくことを受け入れる戦士であることが分かる。実力的には消化試合のようになったフルブリンガーとの戦いであるが、死神の魅力が新たに描かれた。林田力
http://hayariki.net/

2011年12月8日木曜日

二子玉川ライズ取消訴訟・証拠説明書甲66

甲86の1 建築計画書(�−a街区)
甲86の2 雨水流出抑制施設計算書
�a街区で、建築面積2442.60�、地下1階の地下建造物を建築する計画である事実。
世田谷区雨水流出抑制技術指針が、所要対策量として、公共施設及び大規模民間施設部分においては50mm対応、道路部分においては29mm対応の基準を設定しているにすぎず、�a街区が世田谷区雨水流出抑制技術指針の上記基準(以下「基準」という。)272立方米に対し275立方米と、世田谷区雨水流出抑制技術指針をわずかに上回る不十分な雨水対策しか講じていない事実。

甲87の1 建築計画書(�−b街区)
甲87の2 雨水流出抑制施設計算書
�−b街区で、建築面積10856.90�、地下2階の地下建造物を建築する計画である事実。
世田谷区雨水流出抑制技術指針が、所要対策量として、公共施設及び大規模民間施設部分においては50mm対応、道路部分においては29mm対応の基準を設定しているにすぎず、�b街区が基準943?に対し945?と、世田谷区雨水流出抑制技術指針をわずかに上回る不十分な雨水対策しか講じていない事実。

甲88の1 建築計画書(�−b街区)
甲88の2 雨水流出抑制施設計算書
�b街区で、建築面積2495.00�、地下1階の地下建造物を建築する計画である事実。
世田谷区雨水流出抑制技術指針が、所要対策量として、公共施設及び大規模民間施設部分においては50mm対応、道路部分においては29mm対応の基準を設定しているにすぎず、�b街区が基準224立方米に対し230立方米と、世田谷区雨水流出抑制技術指針をわずかに上回る不十分な雨水対策しか講じていない事実。
http://www12.atpages.jp/~hayariki/haya/futako/appeal110831.html
甲89の1 建築計画書(�街区)
甲89の2 雨水流出抑制施設計算書
�b街区で、建築面積2495.00�、地下1階の地下建造物を建築する計画である事実。
世田谷区雨水流出抑制技術指針が、所要対策量として、公共施設及び大規模民間施設部分においては50mm対応、道路部分においては29mm対応の基準を設定しているにすぎず、�街区が基準1422立方米に対し1500立方米と、世田谷区雨水流出抑制技術指針をわずかに上回る不十分な雨水対策しか講じていない事実。

甲90 環境影響評価書
二子玉川東地区再開発準備組合らが作成した環境影響評価書が、調査方法が不適切であったり、使用した資料が古いなど、不当なものであること。

危険だらけの二子玉川ライズ

二子玉川の環境を守る会は会のニュース11月号で二子玉川ライズの危険を特集した。ビル風の風害やトンネル内の車線変更など二子玉川ライズには課題が山積みである。二子玉川は再開発で安心して歩けない街になってしまった。二子玉川ライズ二期事業の前に解決しなければならない問題である。ニュースでは取り消し訴訟の口頭弁論期日もアナウンスする。林田力
http://hayariki.net/

2011年12月7日水曜日

blood=?iso-2022-jp?B?GyRCPz83dTtVPi0/TRsoQg==?=

粗暴なヤンキーが将棋の名人の息子で、父親の借金返済のために闇の賭将棋で勝ち抜いていくストーリーである。主人公は子供の頃に父親と将棋をしただけで、それ以降は訓練も努力もしていない。そのヤンキーが親の血筋だけで勝利するという格差社会を反映した作品である。対戦相手も過酷な戦場経験で人格が崩壊した米軍兵士など、折り目正しく几帳面な棋士像から乖離している。将棋そのものの描写も少なく、ヤンキー喧嘩漫画のノリである。そのため、将棋ファン向きではない。このままヤンキー喧嘩漫画で終わるのか、ヤンキーとは別世界の将棋の世界の深淵が描かれるのか、注目である。林田力
http://hayariki.net/

2011年12月6日火曜日

二子玉川ライズ取消訴訟・証拠説明書甲80

甲80の1 「平成6年災害別雨量記録表」
甲80の2 「平成6年8月20〜21日(集中豪雨)の一般資産被害調書」
平成6年8月20〜21日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲81の1 「平成7年災害別雨量記録表」
甲81の2 「平成7年8月2日(集中豪雨)及び同月22日(集中豪雨)の一般資産被害調書」
平成7年8月2,22に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲82の1 「平成15年災害別雨量記録表」
甲82の2 「平成15年10月13日(集中豪雨)の一般資産被害調書」
平成15年10月13日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。
この集中豪雨による総雨量が51�であり、この51�の雨が13時28分から14時28分の間に降った事実。
この日の集中豪雨で、玉川2丁目及び瀬田2、4丁目で浸水面積0.6ha、床下浸水4世帯、床上浸水6世帯の被害が発生した事実。

甲83 写真撮影報告書
平成15年10月13日の丸子川の水位上昇の状況。

甲84 意見書
�本件再開発周辺地域は、地形的・気候学的に水害が発生しやすい地域であり、いわゆるゲリラ豪雨が本件再開発地域の上流域に降れば、本件再開発周辺地域に甚大な被害が生じるおそれがある事実。
�本件再開発事業は、周辺地域に甚大な洪水被害が発生することが容易かつ確実に推測されるにもかかわらず、これを予防する措置が不十分なまま遂行されており、公共性という基本的視点を全く欠いた事業であって、本件開発事業により、周辺地域の洪水被害がさらに増大する高度の蓋然性がある事実。

甲85 地下構造物の構築に伴う一般的な問題
巨大な地下構造物が建築されることにより、地下水脈の上流には水位上昇、下流には水位低下や地盤沈下が生じる恐れがある事実。

二子玉川ライズ取消訴訟・証拠説明書甲75

甲75の1 「昭和56年災害別雨量記録表」
甲75の2 「昭和56年10月22日(台風24号)の一般資産被害調書」(一部抜粋) 昭和56年10月22日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲76の1 「昭和57年災害別雨量記録表」
甲76の2 「昭和57年9月12日(台風18号)の一般資産被害調書」(一部抜粋) 昭和57年9月12日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲77の1 「昭和60年災害別雨量記録表」
甲77の2 「昭和60年7月14日(集中豪雨)の一般資産被害調書」昭和60年7月14日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲78の1 「平成元年災害別雨量記録表」
甲78の2 「平成元年8月1日(大雨(雷雨))及び同月10日(大雨(雷雨))の一般資産被害調書」
平成元年8月1,10日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。

甲79の1 「平成5年災害別雨量記録表」
甲79の2 「平成5年8月27日(台風11号)の一般資産被害調書」
平成5年8月27日に本件再開発事業地周辺地域で浸水被害が発生した事実。
http://rise.sugo-roku.com/

FUTAKOTAMAGAWA RISE is still unsold

I answerd the customer about "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud". The customer fully understanded that the problem of TOKYU Land Corporation and TOKYU Livable Inc. and don't want to buy houses from TOKYU. The FUTAKOTAMAGAWA RISE has been on the market almost a year and is still unsold. The customer agreed with Boycotte TOKYU.
https://sites.google.com/site/hayariki9/

2011年12月5日月曜日

世田谷区議会・平成23年第4回定例会

世田谷区議会・平成23年第4回定例会2011年11月28日
田中優子区議「二子玉川デジコン事件の債務弁済契約の違法性について質問する。この事業は区が補助金を出したものの、相手側の一方的な事情により、実施困難となり、廃止となった事件です。いい加減な法人を選定した区の責任は免れない。その後始末にも明らかな地方自治法違反が行われているということを指摘する。支払われた補助金は約2000万円である。
事業に成果はなく、相手側の一方的な事情で廃止されたのであるから、2000万円を返すことが筋である。それを956万3000円に減額して弁済契約を締結したと事後報告する区の姿勢は問題である。事業者側には2000万円を返済する資力がなく、区が譲歩に譲歩して支払い可能な約950万円で妥結したという点が実態である。これは明らかに和解契約を含んでいる。地方自治法第96条は和解契約を議会の議決事項と定めている。議会の承認なしに金額を負けることができないことは民主主義の大原則である。
しかも現実に僅かに16万円しか返済されていない。この弁済契約自体も杜撰であった。既に桃野議員が保証人も付けない、担保も取らないのかと追及している。支払方法では一括前払いから分割後払いにしたという譲歩も生じている。」
保坂展人区長「二子玉川の大規模開発については特に周辺住民から公共性・公益性の観点で強い要望もある。また、風害等の環境影響についての訴えもあることから、この双方について事業者との協議を始めている。その協議の中で公共的・公益的な要素への理解は得られていると聞いているが、詳細な詰めの作業は現在進行形である。二期工事への補助は地域住民にとっての公共性や公益性の向上が必要と考えている。図書館機能や公共空間の拡充について事業者との協議を進めている。」
秋山由美子副区長「NPO法人の財産は約1430万円と確定した。そのうちの約3分の1がNPO法人の自主財源であり、残りの約900万円を区が支出した財産と認定した。よって、納付すべき金額の減額など和解には該当しない。遅延損害金も契約書に明記している。責任については外部委員得職員で構成される検証委員会設置の準備をしており、できるだけ早い時期に立ち上げたい。」
田中議員「和解にあたる譲歩は一切行っていないとの認識自体が誤りである。事業が失敗し、残った財産が1400万円である。それならば1400万円を返せということが区民の立場に立った考えである。区は相手の立場を考えて譲歩してしまった。勝手に譲歩するなと主張する。会派は専門家の意見も取り入れて、地方自治法違反と考えている。区の見解は到底認められない。」(文責=林田力)
http://www.hayariki.net/digit.htm

2011年12月4日日曜日

Where can I find "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud"

Where can I find "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud"
Where can I find "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win"? Where did you get its?
ASIN of "The Suit TOKYU Land Corp's Fraud" is 4904350138. How about Amazon or big book store. I bought by local book store in Tokyo.
http://mediamarker.net/media/0/?asin=4904350138

ジーン・ワルツ

海堂尊の小説。医療崩壊の最前線である産婦人科医の問題に迫る。東京を舞台とするが、極北クレイマーでの産婦人科医の逮捕を背景にした広い意味での桜宮サーガの一作である。妊娠についての医学的な説明が多く、軽いミステリーを楽しみたい向きにはハードルが高い。しかし、ラストの禁断の告白には目が離せない。
海堂作品はバチスタ・シリーズの田口公平のように主人公は巻き込まれ型が多い。これに対して本書では主人公自身が変革を志向する人物であることが異色である。また、主人公が変革のための具体的な第一歩を踏み出している。その後の顛末も知りたくなる作品である。
海堂作品は医療が中心であるが、医療以外でも鋭い社会批判を展開する。夢見る黄金地球儀では、街の個性を喪失する再開発を風刺した。本書でも低層建築中心の地方都市の青い空と霞ヶ関の灰色の高層ビルを対比させている。林田力
http://hayariki.net/

林田力がTPPでインタビュー

環太平洋経済協定TPP問題について林田力がインタビューを受けた記事がレイバーネット日本に掲載された。当初、TPPに対しては農林水産業の立場からの反対論が主流であったが、最近では消費者の問題とも位置付けられている。非関税障壁撤廃の名目で、遺伝子組み替え食品の表示規制撤廃など消費者の安全安心を守る規制が緩和されるためである。林田力は東急不動産のマンションだまし売り被害者として、消費者問題の観点でTPPに関心を寄せている。不動産市場でもゼロゼロ物件業者など過去に宅建業法違反となった事実は不動産業者選びに有効であるが、行政処分歴の提供が非関税障壁として規制される懸念もある。
http://hayariki.net/

2011年12月3日土曜日

ロスト・シンボル上巻

世界的ベストセラーであるダヴィンチ・コードと同じラングドン・シリーズである。視点人物が入れ替わり、複数の人物の物語が同時進行で進む点はダヴィンチ・コードなどと同じである。
今回はアメリカ合衆国の首都ワシントンが舞台である。米国と言えば歴史の浅い近代国家のイメージがあるが、そのバックボーンには強い宗教性が存在することが浮き彫りにされる。
主人公のラングドンが価値観を相対化できる人物である点が印象的である。古代の拷問器具である十字架の前で跪き、血と肉の象徴であるパンとぶどう酒を食べるキリスト教徒の信仰も他の価値観に立てば怪しげなカルトに映ると主張する。日本社会では自分の考えだけが真実という類の偏狭で幼稚な発想の持ち主に遭遇することもある。その種のナイーブな思想を嘲笑う好作である。林田力
http://hayariki.net/

二子玉川ライズ住民訴訟控訴審準備書面(3)裁量権を逸脱

第2 人証採用について
  本件控訴審における人証申出書について、証拠として採用すべきである理由、必要性について、すでに準備書面で申し述べたが、本日証人三浦史郎の陳述書甲177号証を追加する。
  甲177号証、甲169号証、甲170号証にあるように証人は、再開発コンサルタントとして多数の再開発事業を実現してきた。現状の再開発をめぐる状況から、低層低容積の周辺環境に配慮した事業に切り替えるべきであること。都市計画で認められた容積率の半分程度で十分に地域にも配慮し、事業者も満足する再開発事業が可能であることを実体験に基づいて述べている。
  全国市街地再開発協会はその後も、低容積型再開発に積極的な評価を与えており、2001年から2002年には「軽装備再開発に関する検討調査」を行っている。これからの「人口減少・安定成長時代」の再開発コンセプトが「低容積率再開発」である。本件事業は「複数代替案の比較検討」が全く行われていないことからも、問題だと指摘している今や再開発事業は�容積神話から脱却し、�需要を創り出すという発想を辞め、�地域力を高めるまちづくりを目指すべきと指摘している。本件再開発事業は、まさにこのコンセプトに完全に反する事業である。
  証人の係る専門的な経験をふまえた証言は、再開発事業を推進するコンサルタント事業者の観点から見ても、本件再開発事業には公共性がなく、裁量権を逸脱するものであるという判断を裏付ける重要な証言である。
 真に、あるべきまちづくりのために再開発事業を進めようとすれば、地権者や、周辺住民の環境に配慮し、地域のコミュニティを育てる観点が不可欠なのである。 公金が支出されるためには、まさに係る観点からの公益的、公共的な再開発事業であることが必要であり、容積率を最大限確保するという超高層ビル主体の本件再開発事業への補助金の支出は違法不当である。
以上
http://www.hayariki.net/futako/appeal110831.html

デッドマンワンダーランド11

シロとレチッドエッグの過去が明らかになる。これまで罪の枝は超自然的でファンタジー的な要素が強かったが、この巻で物語世界の中での現実的な説明がなされる。
主人公が悲惨な過去から目を背けていたことも明らかになる。主人公の精神世界の中での葛藤を外敵との戦いと同等に描くことは新世紀エヴァンゲリオンに代表される定番であるが、現実無視との批判も根強い。西尾維新原作の「めだかボックス」でも自分との戦い型の主人公が風刺された。
その点で目を背けていた過去を直視するという展開は自分との戦いでありながら、現実逃避の真逆である。過去を水に流すことを是とする非歴史的傾向のある日本社会において有意義である。林田力
http://hayariki.net/

2011年12月2日金曜日

二子玉川ライズ住民訴訟控訴審準備書面(1)大気汚染の悪化

2 争点5 都市計画法13条1項 柱書きについて
(1)被告準備書面第3項(2)アについて (二橋の交通流対策)
ア 被控訴人は,控訴人らが東京地域公害防止計画(甲95)2頁を引用して,本件再開発計画においては,大気汚染の悪化を防止する施策の一つとして交通流対策,とりわけ本地域の周辺で,たびたびボトルネックとなって渋滞を生ずる原因となっている二子橋の交通流対策を何らとらずに放置したままで本件地域に大量の自動車交通を流入させることは,公害防止計画等に違反すると主張したのに対し,二子橋は世田谷区と川崎市にまたがるところに位置するから,東京地域公害防止計画の適用がないと主張する(被控訴人準備書面8頁)。しかし,被控訴人の主張は全くの詭弁である。
 東京地域公害防止計画は,第2節地域の範囲で定める東京地域公害防止計画策定地域(甲95,4頁)において,自然環境の保全や地球環境の保全に努め,公害を未然に防止し,地域住民の健康を保護するとともに生活環境を保全する計画を策定するというものである。世田谷区に位置する本件地域は当然東京地域公害防止計画策定地域に含まれるのであるから,本件地域に生ずるおそれのある公害を未然に防止し,本件地域の住民の健康や生活環境を守るために必要な施策は実施されなければならず,二子橋のボトルネックが本件地域に生ずるおそれのある大気汚染の一因となっているのであるから,二子橋の交通流対策をとらなければならないことは明らかである。
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民主主義シンポジウム

安部芳裕。アグネ市の例は国と同じ。民主主義を使ってこなかったことが問題。
天野統康。日本は国際権力の属国。マスコミによってコントロールされている。野田首相は勝手に国際公約としている。
高橋清隆。役人が警察とつるんで悪さをしている。民主主義は存在しているんじゃないかと主張したい。民主主義にプラスイメージを抱くことが近代の洗脳。少数派が多数派を支配できる支配装置が民主主義。
竹原。メディアは統制されている。広告代理店が統制する。国民に出す情報は別のものを提供する。
安部。日本の実務を担っているものは官僚。官僚と並んでいるものが財界。政治家は、その下。メインは外資。日本の統治機構の上にアメリカがいる。ウォール街と軍産複合体に動かされている。政治家は票と金に弱い。
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竹原。頼むから頼んでくれと言われて後援会を作ってくれた。握手の仕方などを指図されることは嫌。応援している人は応援していることを知られることが嫌な人が多い。組織のあり方が大事。小さなグループが幾つもあるような形がいい。
高橋。メディアや市民の力を信頼していない。民主主義は政治家を投票乞食にする。有権者はマスメディアを見て投票行動を決める。tpp賛成という人は肉眼で見たことはない。司法制度改革で弁護士の数が多くなり、質が低下した。賛成している弁護士は見たことがないが、組織の上で決めた。テレビ、新聞を見ない。
安部。それには反対。受け手の問題。日本はマスコミを信用していることが問題。政治に関わることは投票だけではない。日頃から政治家と意志疎通する。
高橋。民主主義は良いというイメージ自体が洗脳されたもの。
安部。民主主義はベストではないが、他に何があるか。世界的に主権が奪われている。大資本の独裁になる。
高橋。ファシズムは普通選挙で生まれた。昔の方が自由に政治に参加できた。普通選挙と同時に治安維持法が制定され、投票以外の政治行動が大きく制限された。労働成果が奪われた。江戸時代の労働時間は3、4時間程度。
天野。過剰な労働は借金経済システムの結果。住民のためにいい政治を作るためには過去や外国の制度を学ぶ必要がある。
高橋。江戸時代が暗いというのもマスコミの洗脳。
竹原。日本国は国民の幸せを目標にしていない。国民を安く使って外国と経済戦争を進めている。
橘。中小企業経営者にとって消費税を上げることが問題。
安部。税率を上げると税収が減る。しかし、企業が陳情にくる。それによって天下り先を確保する。輸出大企業は消費税で戻りが来る。消費税は既得権者の利益になる。
天野。民主主義が住民のためにならないことは金の問題。借金による信用創造の矛盾。詐欺から始まった。
竹原。お金は、まともに考えると分からない。強盗団の気持ちで考えると分かる。
天野。金融民主主義になっている。自由・平等・友愛が国民を満足させるスローガン。
橘。消費税増税は社会保障のためは嘘。天下りを確保して無駄遣いするため。出版業界はボロボロ。新しい人を開拓しない。売れる実績のある人しか出さない。
安部。市場原理主義。現代の経済はおかしい。作れば作るほど豊かになるはずが、市場原理主義では価格が暴落する。公共インフラは市場に任せられない。民営化は一握りの金持ちへの私物化である。凶暴罪は平成の治安維持法。阻止しないといけない。
竹原。役人は権力者であるのに権力を持っていないと嘘を伝える。住民同士で話し合い、目を覚ますしかない。拠り所は自らの感覚。
橘。独裁政治ならば責任を追及できる。しかし、日本は顔が見えない官僚が支配している。その方が気持ち悪い。放射能と同じ。
天野。リコールできるリーダーシップ。
竹原。見えない独裁から見える独裁へ。
安部。公務員は責任を取らないことが問題。経済成長が続くことを前提に制度が作られていることが問題。経済成長しなくてもいい社会システムにしないといけない。
竹原。日本は強盗団の私物。官僚互助会は人殺し泥棒マフィアである。すべての政治家を住民に心寄せるようにする。メディアと一緒に政治家を叩いても仕方がない。
安部。民意は反原発と反TPPと反増税の政界再編を打ち出す。新党を結成する。
高橋。預金をしない運動。日本のメガバンクは、ただで金を集めて米国債を買う。それで米国は武器を買っている。
天野。テレビ依存から解放するためには無料放送を禁止し、有料放送にする。
安部。市民が起こしている革命は少ない。資金提供者がいる。非暴力でやらないと、思う壷になる。気を付けてやらないといけない。オキュパイ・ニューヨークは寄付で賄われている。

2011年12月1日木曜日

林田力は、福地誠さんと

クリスマスの配役を発表します!
ちょっと早いですがいろいろ準備もあるでしょうし。 ※フォロワーさんと役がかぶってしまった場合は話し合い、もしくは投票、それでも決まらなければ呪文対決かなんかで決定してください
【クリスマスの配役を発表します】林田力は「リア充C(男)」です!※リア充Cは3名一組です

あなたに当てはまる「今年の漢字」ひと文字は?そして来年は?
12月12日に京都の清水寺で「今年の漢字」が発表されますがあなたに当てはまる今年の漢字はさて何でしょうか。ついでに来年の漢字も調べてみましょう。
林田力さんに当てはまる2011年今年の漢字ひと文字は『強』です。そして来年2012年の漢字はきっと『巧』でしょう。

天鳳リアルトライアル一部同卓者を予想ったー
天鳳リアルトライアルにてあなたが当たるであろう人を占います。
つのだ「林田力は、福地誠さんと19%の確率で同卓させてあげます。あと、つの●●とか言ってもいいけどさ、わかってるよね?」

面接官「ツイッターを活用していますか?」
あなた「はい」
面接官「ではアカウントを教えてください」あなた「林田力です」面接官「つぶやきを拝見させていただきます…色々と大変なんですね…」

あなたのところにサンタがやってきたー
クリスマスイブの夜、あなたのところにサンタさんがきてくれました。
林田力が寝ているところにサンタがやってきた。白髭のおじいさんサンタ。寝ているあなたの側に来ると、神に祈りを捧げたのち、プレゼントの「うまい棒1年分」を靴下に入れた。

世田谷区と東急グループの官民癒着構造

4(3) 公園用地の一部譲渡約束に公共性がないことについて。
 被控訴人の反論は「都市計画の目的とは直接関係性が認められず、主張自体失当」というものである。「関係性がない。」との主張こそ、失当である。
 都市計画変更の必要性の本質が「世田谷区と東急グループの官民癒着構造にあり、真の合理的な必要性がない」というのが、控訴人らの主張である。これに対し、「一部の公園用地の世田谷区への譲渡約束に公共性がある。」というのは、世田谷区長の言い逃れ、弁明である。この弁明が、公園予定地の変更も、莫大な容積率緩和の正当性も、全てこの弁明で正当化しようとしているのである。
 控訴人の主張はまさに、このような財産的提供によって、都市計画を恣意的に変更することを「弁明」に使おうとすることの本質が、いかにまやかしか、その本質にいかなる利潤の独占、集中の実態が隠されているのかを数字上明らかにしたまでのことである。
 みずから正当性の根拠として唯一のよりどころとした弁明の偽りを素直に受け止めるべきである。司法もこの点を厳正に断ずべきである。
 被控訴人は、「利益が東急グループに独占集中したことは、東急グループが所有する土地の85%であったことの結果である」として、意図的、悪意的でないかのようないい方をするが、都市計画公園予定地の変更によって、2、3街区のを再開発事業地に含めたことによって、85%を東急グループが所有する土地での再開発事業が実現したのである。そのうえに、被控訴人みずから、あわてて「規定はない」 などと逃げを打つように、東急グループが自ら参加組合委員となることによって、この再開発事業による開発利益は2重、3重の構造で「東急グループ」に「独占、集中」することになったのである。数字だけではない。東急は実質的に一番ほしかった駅前の1街区部分を合法的に地上げし、少数地権者の生活や営業を擬制にして、この空間を全て商業施設にすることに成功した。地権者達を追い出す権利変換手法のための別のビルやマンションをつくるために、2街区や3街区も再開発事業地に組み入れることが必要だったのである。これこそ、都市計画公園移転の真の必要性である。そして、公共の福祉実現のためにあってはならない乱開発目的であり、このような違法目的の��彑�砲茲辰董�圓錣譴進神�鞠�療垰垠弉荼�爐琉銘嵎儿垢療垰垠弉莊萃蠅�茲咫△海譴鯀按鵑箸垢詼楫鏈導���箸亡悗垢訌瓦討療垰垠弉莊萃蟲擇咫∋�版Р津�倭瓦動稻,任△襦����雕���葹�鱸謇�續��瘠鎭臼梓臆褶�砠���

平成18年12月2日に支出された事実

(3) 平成18年12月2日に支出された事実の判明時期
 本件では、控訴人らが平成18年12月10日に監査請求した公金支出行為のうち、一部の行為が平成17年12月2日に行われていたとされ、却下されたが、監査請求日がわずか1年より8日経過しただけである。しかも、その支出行為が「平成17年12月2日に支出された」という具体的日時は、住民訴訟以前には全く開示されなかった。
 原告らの監査請求に対して世田谷区監査委員が作成した甲55号証(「世田谷区職員措置請求監査結果」)には、原告の監査の対象となる公金支出行為の、日時、内容、金額の明細を明らかにする具体的な開示もなく、「一部の行為は1年以上前の行為であるから監査の対象にならない。」との指摘すらない。
 
 本件住民訴訟を提訴した手続きにおいても、被控訴人の答弁書添附の参考資料では支出日が「平成17年12月13日支出」と記載されており、その後裁判所の釈明を経て後日、「平成17年12月2日」と訂正された経過がある。
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 このように、個別の財務会計行為の具体的日時、金額支出内容の明細が、ほとんど明らかにされないままに、住民訴訟を提訴せざるを得なかった実情を詳細にみるならば、「当該普通地方公共団体の一般の住民が相当の注意力を持って調査すれば、客観的に見て監査請求するに足りる程度に当該行為の存在及び内容を知ることができた」とは言えない。
(4) 結論  以上の通りであるから、平成18年2月の甲50号証作成時期について、「一般の住民が財務会計行為の内容を知り得た時期である。」と、前記最高裁判例を適用して、本件請求を「正当な理由があると言えない」とした原審判決は明らかに誤りである。
2 控訴審の審理進行
 この点は、法令の解釈、最高裁判所判例解釈に関わる判断であり、原審の上告、上告受理申立事由に相当する重要な判断であるから、控訴人らが申請した原告X2の原告本人尋問申請を採用し、平成18年2月の甲50号証作成時の経緯、及び当該時点において一般の住民が何を知り得たかにつき、事実経過を慎重に審理した上で、原判決を取り消すべきである。

二子玉川ライズ住民訴訟控訴審準備書面(1)

  被控訴人の答弁書、及び平成23年2月24日付準備書面(1)に以下の通り反論する。

第1 争点1  地方自治法242条2項但し書きについて
1 争点1は、そもそも違法不当な公金支出の監査請求について、「1年を経過したときは、これをすることができない。ただし正当な理由があるときは、この限りでない。」とする地方自治法242条2項但書きの解釈に関する重要な争点である。
(1)最高裁判決の解釈の誤り  本質は正当な理由の解釈を広げる判断
 本件について、原審判決、及び被控訴人らは、請求を却下する理由として最高 裁平成14年9月12日第1小法廷判決を引用しているが、その判例の解釈に誤りがある。
同判例の解釈によれば、本件において、「原告X2が情報公開請求をした平成18年2月ころには、世田谷区の一般住民において、相当の注意力をもって調査すれば客観的にみて本件監査請求をするに足りる程度にその対象とする財務会計行為の存在及び内容を知ることができたと言うべきである。」
と判断することは誤りである。
 この点について、被控訴人が引用する最高裁平成14年9月12日第1小法廷判決の趣旨は、この但し書きの正当理由を、立法担当者の解説よりも、昭和63年4月22日の最高裁判例よりも、さらに広く認めたことに意義があるのである。(判例時報 1807号 平成15年3月11日号  64頁〜65頁)
 すなわち、昭和63年判決の枠組に関し、従来、「当該行為が、隠蔽、仮装等により、法が予定している以上に客観的に知り難くされることまでは要するか、住民が相当の注意力をもって調査したときに客観的にみて当該行為を知ることができるか否かで見るべきか」見解が分かれていた点については、後者とした。さらに、知ることができた対象が「財務会計行為の存在だけで良いのか、その内容も含まれるのか。」とについても、見解が分かれていが、これについても後者とした。
 地方自治法242条2項本文が、法的安定性の確保の観点から監査請求期間を定めたものであるが、財務会計行為がことさらに隠蔽されている場合だけでなく、「一般の住民が相当の注意力をもって調査しても、財務会計行為の存在やその内容を知り得ない場合」にまで広げて解釈することによって、法的安定性の確保を押し通すことが相当でないとしたのである。従って、ここには、住民自治における直接参政権行使としての監査請求の要請を、同条本文の法的安定性の確保よりも、優先させるべきであると言う判例の変遷の方向性がはっきりと見て取れるのである。
 実際に、行政の財務会計行為の詳細な内容を、一般の住民が知りうることは、極めて制限されることが多い。通常は決算審議で翌年度になって一定の項目単位の合計額で示されることで、公になるが、それでも、個別の財務会計行為の日時までは不明で、実際の支出行為時からは、相当時間を経てから明らかになることが多い。そのような実態のもとで、但し書きを厳格に運用することは、実質的に住民の監査請求の機会を著しく奪うことになり、許されない。
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