2011年12月10日土曜日

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美食会という倒すべき強敵とグルメ界という目的地が明らかになり、物語の奥行きが広がった。しかし、この巻は来たるべき大冒険に備えた充電期間であり、一話完結のオムニバスも収録されている。その中でもビックリりんごが面白い。
トリコの魅力は戦闘には足手まといなシェフ小松が冒険で重要な役回りを果たすところにある。力だけが全てではないという多元的な価値を示している。但し、最近では小松の活躍するシーンが多く、小松が凄い人であるとのイメージが定着した感がある。これに対してビックリりんごの話の小松はヘタレに徹している。このような姿があるからこそ、別のシーンでの小松の活躍が魅力的になる。少年マンガのキャラクターは社会的には欠点とされるような属性を有する方が魅力的であり、それが教育的な効果をもたらす。
この話は美食会の暗躍というシリアス長編へのつながりをほのめかしつつも、お笑いキャラが意外な能力を発揮する落ちで終わる。ここにも価値の多元性が現れている。林田力
http://hayariki.net/

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