2011年11月17日木曜日

除染か避難か

集会では除染の方法や重要性についても説明された。表土を入れ替える。取った土はビニール袋に入れて埋めておく。この除染で除去した放射性廃棄物の保管が今後の大きな課題になる。
林田力は「福島原発の周辺地域では除染か避難かの二者択一となり、除染が住民を避難させない論理として使われる傾向がある。高い線量の地域は除染よりも避難を勧めるべきではないか。」と指摘した。これに対して都議は「避難の線引きが地域コミュニティーを無視して行われている。除染の徹底か集団疎開かはコミュニティーで議論して決めるべき」と回答した。
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このコミュニティーが決めるという議論は、個々人の避難の権利を主張する人々には物足りなさが残る。前近代的な日本の村社会は個人を抑圧する傾向にある。コミュニティーの決定と個人の権利は衝突する問題である。
一方で福島原発周辺地域については外野がヒートアップしている。福島に残る人々を英雄視したり、「愚か者」呼ばわりしたりと当事者を置き去りにした感情的な応酬が見られる。巨大な社会悪との戦いにおいて感情は重要な要素であり、感情論を機械的に排除するならば権力者の思う壷になるが、コミュニティーに決めさせるという主張はコミュニストとしては一貫性のある考えになる。

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