2011年11月26日土曜日

恋愛禁止条例第五巻

人気アイドルグループを扱った漫画であるが、それにとどまらない面白さがある。主人公は男子高校生で、AKB48を目指す片思いの同級生を応援しようと、自らも女装してオーディションを受け、研修生になる。この研修生としての活動が熱い。
http://hayariki.net/
二巻では主人公みのりが大島優子のアンダーを務めることになる。そこではKチームの厳しさを目の当たりにする。お友達同士で傷をなめあう温さの対極に位置していた。正規メンバーの自然な描写が、主人公が感じた研修生への違和感の回答になり、正規メンバーの持ち上げにもなるという好展開である。
三巻では主人公が大島優子のアンダーとして公演に出る。そこで、主人公は正規メンバーとの圧倒的な実力差を思い知らされることになる。
AKB49が実在のアイドルを扱った漫画と異なる点は、主人公が架空の人物で、AKB48を今以上の人気グループに押し上げていくことが予見されている点にある。これは独立した作品としての魅力であるが、そればかりでは実在のAKBのプロモーションにならず、制作側としては痛し痒しである。この時点で正規メンバーとの圧倒的な実力差を描くことで、ステージの奥深さと正規メンバーの力を表現した。林田力

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