2011年11月21日月曜日

二子玉川ライズ検証シンポジウム

佐々木隆爾・筆頭代表理事。冒頭挨拶。大勢の人が集まったことに感動。二子玉川ライズニ期事業で意見陳述。世田谷区景観条例に真っ向から対立する。壊すことになる。単に二子玉川の問題ではない。東京都のテストケース。大資本主導の開発が進められてしまう。環境を守る会に任せるだけではない。
岩見。摩訶不思議な開発がまかり通っている。住民の常識に反する。都市計画は公共性がなければできない。都市計画法にも都市再開発法にも健全が目的にある。二子玉川ライズは健全な発展と言えるか。不動産資本が儲けることを後押しするものが都市計画という風潮がバブル期に出てきた。スーパー堤防と再開発地区計画が生まれた。再開発地区計画は青天井の規制緩和、究極の規制緩和。2つとも二子玉川を襲う。
二子玉川ライズは容積率が2.2倍に緩和された。風致地区は再開発地区計画で無視される。それに見合う環境改善はなされていない。
玉野。不動産開発と地域社会の対応。二子玉川ライズは東急の開発利益が動機。二子玉川を見て思った。開発前と開発後。開発前はゴチャゴチャした。若い人がちょっときて遊んでいく。古着屋があった。下北沢のようなイメージがあった。東急にしては、ああゆう人が来るよりは。スーツを着ている人や大人な人。気楽な格好をした人が集まる雰囲気はなくなった。どんな人に来てもらうかという開発者の意図がある。お洒落なストリートを一歩抜けると、ファーストフードの油臭い排気がまき散らされている。
再開発組合が自分達の土地をどう造形するかしか見ていない。全体としてのコミュニティーは省みられていない。周りの地域社会の関係は無視された。
東急は昔から東急方式で宅地造成を進めてきた。普通は自前で土地を購入して開発するが、それには資金が必要である。東急は再開発組合や区画整理組合を作って、建て前は地主の事業として進める。
神奈川県で漁民が復活する。コンビナート建設で漁業権を放棄させられ、公式には漁民はいないことになっている。定年退職者が戻ってくることから始まったが、若い人もいる。それが人が土地に住み着くということである。
京都ではマンションは一棟で一票の町会がある。
東急は若い人が住み、年をとったら売り払えばいいという人を対象にマンションを建てたかもしれない。それでも高層マンションをついのすみかとし、一生を送る人が出てくる。
中村。「区のお知らせ」の問題点。財源不足を強調する。4月からガン検診が自己負担になった。区民から受診にためらいも出てくる。大型開発優先区政からの転換の公約が問われる。
厳しい財政状況はワーキングプアなど暮らしの厳しい状況を反映している。区民に負担を押しつけることは、区民が税や保険料を負担する基盤や力を損ねることになる。
特別区交付金は増えている。法人住民税が増えているためである。
生活保護や子ども手当てなど社会保障関係費は国や東京都の補助金、特定財源を大きな原資としている。社会保障関係費の増大を理由に行政需要増大、財政危機を描くことはフェアではない。暮らし・福祉の財政投入を圧縮する論調は正当化されない。熊本予算では福祉予算は削られ続けた。一貫して削られていないものは土木費である。 街のにぎわいアップの大部分が二子玉川再開発の補助金に使われている。二子玉川再開発を通じて見えてくる世田谷区の構造的な問題がある。
道路が広がったため、大型トラックが猛スピードで走り、振動がひどい。
再開発組合は強風のデータ開示を拒否する。裁判所で解決しろと再開発組合は主張する。東急と言うと、必死に否定する。一切の謝罪の言葉がない。組合がやっていることと素知らぬ顔。東急に対する責任追及をしなければならない。
あれだけ深い穴を掘るために地盤沈下の危険がある。高島屋でも地盤沈下が起きている。
玉川一丁目住民は風が強い日は駅に出てこれない。親が子供に風の強い日は「傘を差すな」と言っている。
駒澤通り。必要性がない。避難用に歩道を広げるとの名目であるが、災害時は車の通行も規制される。役人が机上で線引きしているだけ。
玉野。中低層にしたら長い目で見れば資産価値が上がっただろう。
岩見。公共性の矛盾が再開発地区計画に凝縮している。大規模という規模の問題が公共性を破壊する。巨大マンションでコミュニティーとの関係を作ることは無理なのではないか。大規模開発は反街づくり。イギリスでは都市再生の名目で、減築する。世田谷区も道路維持などで負担がある。メンテナンスに負担がかかる。持たないと考える。
住民参加も巨大開発になると参加しようがない。小さなまちづくりを重ねて、暮らしと対話していく。住民運動に参画する住民はアテネ市民の精神を共有している。
新井会長。75人集まる。この会館は再開発でできた。区が尻拭いで会館と図書館を入れた。人間の怒りは深く静かに行動で示す。

0 件のコメント:

コメントを投稿