2011年10月29日土曜日

白竜、六本木極楽浄土

前巻に引き続き六本木極楽浄土編で幕を開ける。六本木を根城とするヤクザよりも無軌道な愚連隊が登場する。これは市川海老蔵に重傷を負わせた元暴走族・関東連合を連想する。暴力団による東急電鉄の株式買い占めなど実際の事件を下敷きにすることが多い白竜であるため、海老蔵事件のアナロジーへの期待も高まる。ところが、期待に反して愚連隊は巨悪に使われる麻薬中毒の小物に過ぎなかった。海老蔵事件でも元暴走族という恥ずかしい肩書きで呼ばれる存在が嘲笑されたが、愚連隊は物語の敵役として描くほどの価値もないことを示している。
ヤクザは社会的に悪であるが、この話では地元商店街の役に立っている。そしてヤクザ以上に社会のダニであるヤンキーをヤクザが瞬殺する展開にはカタルシスがある。林田力
http://hayariki.net/

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