2011年10月7日金曜日

ブラックペアン1988

ブラックペアン1988は海堂尊の小説。バチスタ・シリーズと同じ桜宮サーガの一作であるが、時代は遡る。田口や速水の学生時代で、高階病院長が講師として大学に赴任した頃である。速見の剣道部生活を描いた「ひかりの剣」と同時期である。
バチスタ・シリーズでは腹黒い狸として描かれている老獪な高階院長も、新米講師時代は組織に波紋を起こす跳ねっ返りである。白鳥的なアクティブフェーズの使い手になっているものの、佐伯教授にやりこめられそうになる青さも見せる。看護婦も厳しい藤原、昼寝好きだが非凡さを見せる猫田、初々しい花房美和と、登場人物が成熟しているジェネラルルージュの凱旋との相違点や共通点を楽しめる。田口、速見、島津のトリオは医者としての三者三様の方向性を見せる。林田力
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