2011年9月23日金曜日

チームバチスタ最終回

真犯人当てクイズが行われるなどミステリーとして盛り上げた最終回であったが、推理物としては掟破りの真犯人となった。
前回のラストでは主要登場人物が、いかにも真犯人という形で演出された。彼が真犯人ならばドラマ的にもまとまりがいい。しかし、原作との関係では、原作シリーズで、まだまだ活躍している人物を切り捨てるかという問題がある。何よりも、いかにも犯人と演出された人物が犯人だったらドラマ的に面白くない。視聴者をミスリードし、裏切ってこそのミステリーである。その期待には応えた。
しかし、後半になって登場したぽっと出の人物が真犯人だったという展開は物語的にはルール違反である。但し、これには制作側にも言い分があろう。アリアドネの弾丸は相棒など刑事ドラマのようなオムニバスと異なり、一つの連続したストーリーになっている。しかし、実は三つの殺人事件によって区切られている。ドラマの話数も一話、ニ話ではなく、ステージという形になっている。それ故にステージ3の登場人物と見れば違和感は減少する。
それでも真犯人と主人公らとの接点が乏しく、ミステリー的には掟破りである。真犯人は、いかにも怪しげな表情をしており、真犯人であることに驚きはないが、犯行を直接匂わせる描写はない。怪しいから犯人というならば、冤罪を生む警察の予断捜査と変わらない。
アリアドネの弾丸では冤罪被害者が真犯人かもしれないという際どい演出がなされた。冤罪被害者の支援者が真犯人という展開も際どい。冤罪被害者の支援活動家には厳しい内容である。真犯人が冤罪被害者を支援することの合理的な説明もない。
松崎を調べる際に捜査線上に浮かぶ人物であり、予断捜査に走った警察の無能を一層浮き彫りにする。
http://hayariki.net/

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