2011年9月3日土曜日

私たちは震災から何を学ぶのか

日置代表。超高層マンションも景観破壊だけでなく、様々な視点から見るべき。停電や建て替え、周辺地域とのコミュニティーの断絶の問題がある。
基調講演。五十嵐。東日本大震災と美しい都市。内閣官房参与だった。東日本大震災を官邸で経験した。ここは日本で一番頑丈な建物ですから、ご安心くださいと秘書に言われた。東日本大震災の日は毛布一枚で泊まった。首相が東京電力に出向いた。撤退を許さない、死守させた。もし東京電力の撤退を許したら、東北が全滅していたと考える。首相は評価されてもいいのではないか。
自衛隊を動かす。戦争をしているという感覚であった。慌ただしい状態であった。
復興会議の人選。主観的には一生懸命やっていた。官僚が徹夜で働いていた。
違和感は岩手県知事と宮城県知事と福島県知事の相違。岩手県知事は増税反対、宮城県知事は増税でなければ復興できないと主張。福島県知事は原発問題の解決を優先すべきと主張。
浜岡原発の停止、ストレステストで政権に亀裂。再生エネルギーの研究。首相は退任で、福島が一番の心残りと述べた。原発周辺に戻るには時間がかかる。中間処理施設は福島県内で行う。誰かが何らかの方法で伝えなければならない。野田首相にもパスすることもできた。
大震災を単なる不幸にしない。絶望から希望に転嫁する。つながりを大切なキーワードにする。
カンナオトのつながり。市川房枝のフセン会館脇にボーリング場建設問題。ボーリング場反対協議会結成。処分取り消し訴訟。建築公害。日照権という言葉が生まれてきた。当時は美濃部革新都政で、住民運動は活発だった。
日本の不動産業者には貧困な業者が多い。脱法ばかりを考える。規制するだけでは限界。作り方を考えなければならない。
きれいな建物を作っても、隣に汚い建物ができたら、どうしようもない。国民に美しい都市に住む権利を保障する。
美しい都市と経済の関係。日本国民は無関係と考えがち。日本は美しい都市を壊してきた。被災地に非常に半端なものができる危険性があり、懸念される。議会は仮設住宅や道路建設ばかりで、美しい都市という発想がない。財政はパンクしている。絶望的な状態。消費税などの増税をしなければ信用をなくすとの国際的な突き上げがある。避難所の高齢者率が高い。
原発事故に対する発表は大本営発表である。情報公開を徹底しなければ解決もできない。
復興院にどれだけ力を入れるか。復興財源をどうするか。住民がどう動くか。街づくり公社という新しい組織を作れるか。従来の行政、企業、住民とは異なる。忍従するだけで声を上げない。黙って消えていくだけに終わってしまう可能性がある。日本全体が一挙に変わる可能性があるが、ここで変わらなければ中々変わらない。
仙台市からの現場リポート。避難所はマンション住民が押しかけた。電気がなくなったため、信号もなく、真っ暗であったため、帰宅困難者が多かった。駅が封鎖されたため、旅行者が避難所に押しかけた。マンション住民は避難所に長期避難。余震が怖い。エレベーターが止まった。マンションそのものが危険。これほどマンションを建てなければ良かったと考える。
避難所を支えたのは地域住民である。仙台市は行政改革で職員が減り、いざという時の人員が足りなかったと述べる。
マンションは被害の大きい階を基準に一括で判断するという、おかしな判断。うちは何ともないが、全壊扱いというマンション住民がいる。
千葉県の液状化。住民は不安を抱えているが、行動になっていない。景住ネットの運動が重要と感じた。市の液状化危険マップに資産価値が下がると抗議する住民がいる。それが日本の実状である。

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